- 初対面の人と喋れない
- 雑談がイマイチ盛り上がらない
- 気になるあの子と話したいのに会話が続かない
上記のように『コミュニケーションを取るのが苦手で、どうも気まずい雰囲気になってしまう』という人は「超雑談力」を読んでみてください。
自分がいままでいかに間違った会話をしていたのかがよく分かる内容になっています。
私もこの本を読み、毎日寝る前に復習して実践することで、同僚との雑談で会話に詰まることも少なくなりました。
この記事では「超雑談力」を読んだ感想と、内容の要約を書いています。
「超雑談力」を読んで雑談の考え方が変わった
結論、『超雑談力』を読むと、いままでいかに間違った雑談のやり方をしていたのかがよく分かります。
私自身は雑談ができない理由を「伝えるのが下手だから」だと思っていました。
でも『超雑談力』を読んで、雑談に「伝える能力」は必要ないんだという考えに変わりました。
雑談に必要なのは「自分の気持ち」、そして「空気を読むこと」。
本書で会話のコツを知り、実践を繰り返していけば、誰でもコミュニケーション上手になれます。
良好な人間関係を築くための本「超雑談力」の概要
「超雑談力」は『仲が良くも悪くもない微妙な関係の人』となんとなく会話をして、なんとなく仲良くなる話し方を習得するための本です。
この本では雑談の基本ルール7つと36個の話し方のコツを、ありがちなシーンや会話の実例を交えて解説しています。
著者はコミュニケーションのアドバイザー
「超雑談力」の著者・五百田達成(いおたたつなり)さんは個人事務所を持つ心理カウンセラー。
本を出したり多数の講演をしていて、テレビや雑誌などのメディア出演もあるコミュニケーションのアドバイザーです。
人付き合いのプロが書いた本という点ではよく分からない肩書の人が書いた本より信頼度が高いし、「実践すれば、自分にもできるかも」という期待も持てますよね。
本書の要約
「超雑談力」で学べる『雑談で重要なこと』のうち3つを簡単に紹介します。
これは本書の序盤で書かれている雑談の基本的なルールで、ビジネス上の会話などとは違うということを解説しています。
雑談は『続けばいい』
「超雑談力」の著者である五百田さんは『雑談はただ会話のラリーを続ければいい』と考えています。
雑談は人間関係を構築するためのもので、面白い話をしようと頑張る必要はない。
ただ単に話が続いて、気まずい雰囲気にならなければいいんです。
情報ではなく気持ちをやりとりする
雑談で情報交換をしていても会話は盛り上がりません。いい関係を作るのに必要なのは「気持ちのやりとり」。
調べれば分かる情報や事実だけを話しても意味はないです。話すべきは喜怒哀楽。実際に起こったことで感じた『あなたの生の気持ち』を伝えましょう。
アドバイスせず、共感する
雑談では聞き方も要注意。つい否定やアドバイスをしてしまいがちですが、それはNGです。
話す相手が微妙な関係の相手ならなおさら。話を聞くときはひたすら肯定し、共感し、相手が気持ちを話しやすくするのが重要です。
少々あなたと意見が違っても気にしない。雰囲気を壊さないことが大切になります。
コミュニケーションが苦手な人の悩みを解決してくれる
本書では上記を含めて7つの基本ルールが書かれていて、実例を用いて詳細に解説されています。
そのほか中盤~後半では「初対面編、知人・飲み会編、職場・ビジネス編」とシーン別に使える実践的な会話のコツが36個紹介されています。
雑談が苦手な人はだいたい人見知りで、大人になってからは友だちもできない寂しい人生になってしまいがちです。
このままじゃいけないと分かっていながらも、どう話していいか分からない。そんな人の悩みを「超雑談力」は解決してくれます。
特に勉強になったこと3つを紹介
「超雑談力」の中の36個のコツのうち、私が特に勉強になったなと感じたものを紹介します。
たくさんあるんですが、ネタバレになりすぎるといけないので、3つだけにさせていただきます。
相談を受けたら共感する
ひとつめは「悩み相談にはアドバイスせず、共感すること」。私はすぐアドバイスして意見を言ってしまうのでドキッとしました。
相談を受けるとつい、「それはね・・・」とか「○○したほうがいいよ」とかアドバイスしてしまいますよね。でもそれはダメ。
アドバイスはしないと心に決めて、「そうだね」「わかるー」と悩みを共有する。それだけで仲間意識が芽生えて『話がわかる人』と思ってもらえます。
褒められたらお礼を言う
ふたつめは「褒められたら謙遜しないでお礼を言うこと」。
「センスいい服ですね」だとか「すごいですね」とか褒められたら、「そんなことないですよ」って言っちゃいそうになりますが、まずは「ありがとうございます」とお礼を言う。
謙遜すると話が終わってしまいますし、「ありがとう」と言われて嫌な気分になる人はまずいません。
感謝のあとに「実は〇〇なんですよ」と続ければ話も広がります。
話は戻ってもいい
3つめは意外だったところ。「話に詰まったら、戻ればいい」です。
雑談していて、これ以上話の掘り下げようがなくなり、沈黙になってしまうことってありますよね。
そんなときは少し戻って気になったキーワードから話を広げればいい。無理やり話を進めなければいけないルールなんてないんです。
話が進まなくなったら戻る。
テストに出るので覚えておきましょう。
雑談ができるようになると人に興味が持てる
雑談ができない人はコミュニケーションを取ることや感情の表現が苦手で、他人に興味がなく、友達も少ない人が多いです。
でも雑談ができるようになれば相手のことが理解できるので、他人に興味が持てるようになります。
おじいちゃんやおばあちゃんになっても仲良くできる友人や、場合によっては旦那さん・奥さんになる人を見つけられるかもしれません。
話すことが苦手でも、コミュニケーションのプロが書いた「超雑談力」を読めば大丈夫です。
何度も復習と実践を繰り返して、あなたもコミュニケーション上手で友だちの多い人気者になっていきましょう。